MFJ MOTO AWARDS 2018 というイベントがあり、auto sportの記事が出ていました。それによると、J-GP2クラスは2019年が最後になり、代わってST1000が2020年から開催されるそうです。
2週間前に投稿した記事「MotoGPと全日本」で、クラスの対応表を書きましたが、今回の情報を加味すると2020年からのレースは次のようになりました。もう、全日本ロードレース選手権はMotoGPへの入り口にはなり得ず、アジア選手権を経由してMotoGPに繋がることになるようです。
MotoGPクラス | 全日本クラス | 車両 |
MotoGP | —– | レース車両 |
Moto2 | —– | レース車両 |
Moto3 | J-GP3 | レース車両 |
SBKクラス | 全日本クラス | 車両 |
WorldSBK | JSB1000 ST1000 |
市販車ベース |
WorldSSP | ST600 | 市販車ベース |
WorldSSP300 | JP250 | 市販車ベース |
ただ、2019年で終わってしまうJ-GP2に参戦する意義がどこまであるのか。2019年は、ST600やJSB1000に流れてしまい、J-GP2の参加車両が激減してしまう可能性もあります。そして、非常に残念なのは、600ccの甲高いエンジン音がST600だけになってしまうことです。
それから、懸念事項としては、筑波サーキットでST1000が開催できるのかどうかです。全日本ロードレース選手権開催サーキットで、JSB1000がないのは筑波だけです。もし、ST1000も筑波開催できないなら、ST600、J-GP3、JP250だけになってしまい、他のサーキットとの差がさらに広がってしまいます。それによって、筑波サーキットの存在意義が問われて、再び開催中止の事態もあり得ます。
また、J-GP2の排気量が、Moto2同様の排気量クラス(765ccc)にならずに廃止されたということは、もしかしてMoto2ワイルドカード参戦も今後は無いということでしょうか。
なんだか、いろいろとモヤモヤしますが、来年の今頃には全て判明しているでしょう、きっと。