YZF-R6(2017)はBモードがお薦め

2017年型のYZF-R6を借りて、箱根へ行ってきました。

パワーモードはBモードが良かったです。バイクの反応がマッタリになるので、ツーリングに最適です。反応が鈍いので、ラフなアクセルワークが許されます。今回の箱根では、ほぼ99%がBモードでした。

Aは多分、素のR6なんだと思います。2017年5月に2016年型をレンタルしました。そのときの乗り味に近いと感じました。また、STDは少し反応が鈍くなりますが、それでもマッタリのツーリングには過剰反応と思います。

( 箱根ターンパイク 大観山スカイラウンジ駐車場にて )

 

■市街地〜東名高速

今日のルートは、 DUCATI東京大田店箱根ターンパイク です。 → google map

・Bモード

DUCATI東京大田店の人がBモードをお薦めしてくれたので、まずはBモードで出発。東名高速までは、一般道をタラタラと信号に引っ掛かりながら走りました。

あれ!? 結構、走りやすい。前回の経験から、2速で発進をしてます。エンジンの吹け上がりが鈍いので、スロットルをちょっと捻りすぎかな、と思うくらいで大丈夫です。滑らかに発進できます。2016年型のときはスロットルの加減が難しくて、すぐにブォーンと回転が上がりすぎたり、抑え気味にしてエンストすることが何度もありました。AとSTDも試してみましたが、明らかにBモードはマイルドです。

で、モード変更できるのはスロットルOFFの時だけです。試しにスロットル開け気味のときに操作してみましたが、変更されませんでした。

東名高速は三連休ということもあって大渋滞。加減速を繰り返したり、追い越しもしましたが、Bモードでも十分です。AとSTDモードも試しましたが、アクセル開度に敏感に反応するので、ツーリング向きではないですね。

 

・トラコン

ちなみに、トラクション・コントロールは最大介入の6で固定。トラコンが介入するような走りをすることは無いので、今回は全く変更しませんでした。

 

・クイックシフター

クイックシフターも試してみました。2,000rpm以下で使うとエンジンの回転数合わせがうまくいかないようで、シフト時にショックがやってきて、バイクの挙動がギクシャクします。4,000rpmくらいになると、パンッパンッとシフトアップしても、ショックはやってきませんでした。

最初は、バイクの挙動がギクシャクしてうまくできませんでした。シフトアップする時に、クセでスロットルを少し戻してたんです。すると、R6がエンジン回転を調整しようとしているところに、人間がスロットルを戻すので、変なことになっていたみたいです。

ただ、試したのは最初の1時間ほど。バイクを操作している感が薄れてつまらないので、ほとんどは手動でクラッチを操作してました。ここでも、まったりBモードの効果なのか、ラフなシフト操作を許容してくれていたみたいです。2016年型よりも、シフトチェンジが楽だと感じました。

 

■箱根ターンパイク

ただ、前傾姿勢がキツイのは以前同様です。東名高速の港北PA、小田原厚木の小田原PAで足や背中を休ませつつ、箱根ターンパイクへ。

( 箱根ターンパイク 御所の入駐車場にて )

気温が20度近い好天で、エンジンの熱が気にならなかったといえばウソになります。エンジンの熱で汗をかくほどではないですが、足にはモワ〜っと温風がかかりました。冷却水は走っている時でも80度以上、止まるとすぐに100度を超えます。ストーブを抱いているという表現が、まさしくそのまま当てはまる状態です。

 

ターンパイクに入ってからの上り坂は、5速または6速で登り切りました。コーナーを攻めるわけではないので、ここでもBモードで十分。追い越し車線があるときの、車の追い越しも楽々です。

 

( 箱根ターンパイク スカイラウンジから )

ターンパイクのスカイラウンジ駐車場で、バイク用品店ライコランドのイベントをやってました。そういうこともあってか、たくさんのバイクが来てました。

そこに来ていた2017年型YZF-R6のオーナーさん、2006年型イエローストロボのオーナーさんと意見交換させてもらいました。2017年型のオーナーさんとは、「Bモードで走るのがいい」という点で一致しました。その方も、まったりなBモードがツーリング向きと感じているようでした。

 

そういえば、スカイラウンジにも黒のYZF-R6が展示されていましたね。

 

で、いつものパターンで、お昼はダムトラックス・カフェのチーズカレー + アイスコーヒー(1,100円)。イベント来場者が買いに来たこともあって厨房は大わらわ、13時過ぎにはカレーが売り切れてました。

 

■椿ライン も走ってみました → google map

慣れないYZF-R6で、椿ラインは無謀でした。もう、ただタラタラ走行するだけです。路面が濡れているところはあるし、落ち葉はあるし、コーナーがタイトだし。RZなら楽しく走れる道も、車体が大きくて重量もあるR6では怖いだけ。

椿ラインを往復して、ターンパイクのスカイラウンジに戻ってきたのが、15時ころ。返却まで3時間なので、そろそろ帰ります。

 

■足つき

斜め前から撮影すると、まるで400ccかと思うサイズ感です。ちなみに身長は175cmです。

 

そして、足つきは、ぎりぎりでカカトが付かない程度の状態です。2016年型は、完全にカカトが浮いてました。2016年型よりシートが少しだけ細くなっているそうです。

( 左:2017年型 / 右:2016年型 )
 

 

ほんの少しだけ、カカトが浮きます。力を入れてシートを締め付けて頑張ると、両足カカトも地面に着きますが、内股が痛くなりそうです。

( 2017年型 )

( 2016年型 )

信号待ちなど停止するときは、両足を地面につけようと頑張るより、腰をずらして片足べったりにする方が楽でした。中途半端に両足がつくより、片足でもベッタリになった方が安定すると思います。

 

■トラコンとパワーモードの操作

パネルの映像は雑誌などでも紹介されているので、まあ、こんな感じということで載せます。

 

トラコンは左ハンドルにスイッチがあります。ライトのハイビーム/ロービーム切替スイッチのとなりにある、「TCS」スイッチで操作します。上側を押すと「6→5→4→3→2→1」と切り替わります。下側を押すと「1→……→6」と切り替わります。トグルスイッチではないので、「6→1」となることはありません。

 

パワーモードのスイッチは右ハンドルにありました。「MODE」の下にあるレバーを左に押すと、こちらはトグルスイッチで「B→STD→A→B→STD→A→……」とぐるぐると切り替わります。

 

■DUCATI東京大田店

東京都大田区北千束1-5-7

YZF-R6を借りたDUCATI東京大田店は、RENTAL819.COMの直営店です。環七沿いなので、訪れやすい場所です。

 

■まとめ

本日の走行は約220km、ガソリンは11Lなので、燃費は20km/Lでした。前回の18km/Lより若干は良かったようです。

Bモードはいいですね、これのお陰でツーリング性が向上したと思います。

2016年型と2017年型のYZF-R6を借りて、それぞれ200km以上走りましたが、やはり数km程度の近所で乗るバイクではないですね。高速道路を使うような距離を走るには良いと思いますが、近所に出かけるいわゆる「ゲタ履き」バイクではないですし、街乗り用でもありません。

大型免許を取った時からずっと、買いたくて買いたくて仕方がなかったのですが、今はその気持ちが弱くなってきました。

もう少し街乗りの性格が強い、パワー半分でいいから熱くないバイクがあるといいなと、考えるようになりました。

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