ZX-25Rをレンタルしてみました

RENTAL819.comさんにZX-25Rが出てきてから、1ヶ月以上経過しました。そろそろ、慣らし運転も終わってるでしょうから、レンタルしていつものように東京から箱根を目指します。

なのですが、箱根の大観山には行くことができませんでした。ターンパイクがイベント貸切のため通行できないのは分かっていたので、箱根新道または椿ラインからターンパイクのスカイラウンジまで行くつもりでした。

ところが、政府の進めるGoToトラベルキャンペーンで箱根周辺は大渋滞、箱根新道経由を試しましたが30分以上かけて500mも動かず、湯河原から椿ラインに抜ける道に変更しましたが、早川漁港あたりで既に大渋滞でした。

8時間レンタルのため、時間が限られています。峠道はまた次の機会に走ることにして、今日は市街地走行、高速道路走行を試しました。

レンタルバイク819 代田店は、

実店舗はモトショップ功和さんでした。店頭の電光掲示板に「JSBで走る関口太郎選手を応援しています」といった内容のメッセージが流れていて、驚きました。お店の方も、関口選手と一緒にサーキットを走っているようです。

足つきからチェック。身長175cmだと両足かかとまでベッタリと地面に届きます。シートが絞られているようで、YZF-R25よりも足つきはいいです。

サイドから見ると、やはり250ccは小さいですね。


この車両はレンタルのスケジュールが公開されてから、1ヶ月近く経っていました。なのに、走行300kmにもなっていません。あれ〜、またほぼ新車に当たってしまいました。お店の方によると、イベント用に使用していたそうで、レンタルでは初めての客だとのこと。慣らしはしっかりやっておきました、との言葉に安心しつつも、初めての客だなんて少し緊張します。それで、気がついたのですが、タイヤの端の方が若干ですが溶けているような気がします。もしかして、サーキットで慣らし走行したのかもしれません。

環七から国道246号線を経由して、東名高速の東京インターまで走りました。

■最初に気がついたのは、半クラッチが分かりづらいこと。

ネットや雑誌で言われているように低回転時のトルクが薄いため、クラッチが繋がっているのかいないのか、すごく分かりづらいです。そして、YZF-R25より前傾姿勢になります。あれ!? ノーマルステップの位置が、すでにバックステップに近いです。

市街地走行で困ったのが、停車しているとニュートラルから2速に入らないことです。なんと、発進時は1速限定なんですよ! それの何が困るのかというと、1速で発進すると、やり過ぎと思われるくらいにアクセルを捻らないとスピードが出ません。そうすると、もの凄くレーシーなサウンドになってしまうのです。なので、発進後にすぐに2速〜3速に入れることになります。信号で1速に落とさずに2速のまま停止して、そのまま発進するのが一番スムーズでした。ZX-25Rが乗りづらいと感じたのは、この点だけですね。普段、YZF-R25に乗っている時は「2速発進 → 4速 → 6速」と2つずつ飛ばしてギアチェンジして、半クラッチ多用して繋いでいます。ZX-25Rも同様に、半クラッチ多用してギアチェンジ回数を減らした方がスムーズに加速していきました。

その発進時のエンスト防止で、自動でエンジン回転数が上がることを見つけました。ニュートラルの場合、タコメーターは1,700rpmくらいを指していますが、ギヤを1速に入れると勝手に2,000rpmに上昇します。そして、半クラッチになるとさらに2,500rpm程度まで上昇します。そうか、スロットルとFIが直接繋がっていないから、こういうことができるんですね。キャブレターにスロットルワイヤーが繋がっていた時代では、こういう自動処理は見たことがありませんでした。ただ、個人的には不要な機能です。それくらいのことは自分でやりますので。

市街地走行で発進・停止を鍛えられたので、次は高速道路を走ります。東名高速の東京インター直前で、二輪ツーリングプランに申し込みしました。

メーターパネルには、パワーモード(Full , Low)、トラクションコントロール(OFF , 1 , 2 , 3)、クイックシフターの表示があります。とりあえず、「Full Power & トラコンOFF」で走ってみました。クイックシフターは何も表示されないですが、どうしたら表示されるのかよく分かりませんでした。作動したときに何か表示されるのかもしれませんが、走ってる時はほぼ見ないので結局、どうなるのか全く分からずです。

パワーモード、トラコンの設定は、左のハンドル周りにスイッチで操作します。「SEL」を押すと「パワーモード → トラコン」が選択できて、その後に▲/▼を使って設定を変更しました。SELを押す時間の長さによって、その右側(写真ではIntake Airになってます)の項目を選択して、表示内容を変更できました。外気温、平均燃費、それから他にもありましたが、あまり役に立たない項目だったのだと思います。さっぱりと忘れました。

そうそう、そのトラコンですが、OFFにしたはずなのにメインスイッチをOFFにすると忘れてしまうようです。いつの間にか1になって、そのまま走り出すことが何度もありました。パワーモードは忘れないのに、なぜトラコンは忘れてしまうのでしょうか。このパワーモードとトラコンは停止していないと操作できないので、SAやPAに入って直しました。できるだけバイク側の介入が無い状態で走りたかったのですが、よく考えてみると、トラコンの介入があるなら、それはそれで経験しておいた方が良かったかもしれません。

そして、パワーモードのFull , Lowの違いはよく分かりませんでした。ただ、Lowにするとスロットルに対するレスポンスが鈍くなるようです。最初はFull Powerのレスポンスの良さが乗りづらくて、Low Powerにしていました。でも、ZX-25Rに慣れてくると、逆にそのレスポンスの鈍さが乗りづらくなってきました。スロットルを動かす量に比例しないエンジンの鈍いレスポンス、そしてスロットルが戻ろうとするバネの感じが気持ち悪くなり、後半はFull Powerの方が乗りやすくなってしまいました。

また、バイクは風を感じる乗り物ですが、もう少しフロントのスクリーンは高さがあった方がいいかもしれません。タンクに胸が着くほどに体をくっつけても、風を防いでくれませんでした。スクリーンとヘルメットの位置がいいと、風切り音が消えるんですが、残念ながらそうはなりませんでしたね。

クイックシフターも試してみました。アクセルオンの時はシフトアップ方向だけ。アクセルオフの時はシフトダウン方向だけです。あれ!? アクセルオフの時はシフトアップ方向も出来たかも……

追い越しで加速するときに、アクセルオンでシフトダウンして加速するということができないんですよね。もう、走りながら考えるのが面倒になって、高速に乗って30分ほど試しただけで、あとはずっと手動クラッチで走りました。このクイックシフターに慣れるには、1日だけでは無理だと感じました。お店の方にクイックシフターの感想を求められましたが、慣れないと使いづらいと答えるしかありませんでした。

それにしてもエンジンを回すのは楽しいです。明らかに回して乗るバイクですね、市街地を軽く流すこともできますが、それよりも高速道路やサーキットで回してスピードを乗せて走るほうが楽しく走れそうです。今回は、14,000rpm程度までしか回しませんでしたが、エンジンは綺麗に滑らかに回転が上昇しました。7,000〜8,000rpmから少しパワーの盛り上がりが感じられますが、そこでも振動が増えることは無かったと思います。バックミラーが振動して見づらくなるということもありませんでした。以前、YZF-R6(2017年型)も借りましたが、同じ並列4気筒でもR6よりも滑らかに回るように感じます。エンジン回転数と走行速度の関係は、6速10,000rpmくらいでメーター読み時速100kmでした。6速で走れば、タコメーターがそのままスピードメーターにもなりますね、これは。

そうそう、フルカウル車両の常でしょうが、両足のかかとがやや暑くなってきました。これは、レーシングブーツを履かないと、夏は低温火傷するかもしれません。スニーカーはやめておいた方がいいですね、きっと。

暑いといえば、市街地の渋滞走行だけでなく高速道路のPAに入った時でもしょっちゅう、ブォーンと冷却ファンが回りました。あまりにも頻繁に冷却ファンが作動するので、エンジンが心配になりました。ただ、ハンドル周りから熱気が上がってくることはなかったので、早めに作動するように設定されているのでしょうか。メーターパネルに水温計がありましたが、そこを見るのはすっかり忘れていたので、この点は確認できないままです。

峠道を走れなかったので、ハンドリングや倒しこんだ時の安定性は今回は検証できませんでした。ただ、走ることができた市街地や高速道路では違和感は感じませんでしたし、扱いづらいこともありませんでした。セパハンに慣れているひとなら問題ないと思います。

それよりも、ABSが作動するのを体感することができて面白かったですね。リアブレーキを踏み込むと、タタタタタッとつま先に振動がきて、スカッと踏み抜ける感触がありました。現在の所有車両のYZF-R25も含めて、これまで所有したバイクにはABSが付いてません。フロントを強めに握ってもそんな感触はなくリアだけであったために、最初はブレーキに歪みがあって、ブレーキペダルを踏み込んだ時にそれが顕著に現れてくるのかと思っていました。お店の方いわく、ZX-25RのリアブレーキはABSの介入が早いのだそうです。サーキット走行するときは、邪魔なのでカットしてしまうと言われていました。

本日の走行は約250km、燃費はリッター20kmくらいでした。うーん、2ストのRZ250Rと同程度で、YZF-R6とも同じ程度です。山道にも行ってないし、高速道路も市街地も6速主体で走っていたので低燃費走行だったはずなのですが、ガソリンをかなり喰いますね。YZF-R25は10,000km走行時の平均でリッター33km以上ですから、同じ4スト250ccとは思えないです。ガソリン残量ゲージが6段階あって、残り2目盛になったために御殿場で給油しました。ガソリンタンク容量が15Lなのにおかしい、もしかして借りた時に満タンで無かったのかと考えたりしましたが、燃料ゲージは正しかったようです。満タンで約300kmしか走れないので、200kmほど走ったらガソリンスタンドを探すことになりますね。

以上が、8時間レンタルで走って気がついたこと、個人的な感想です。なんだか良い点の記述が少ないですが、面白いバイクだとは思います。走っていて滑らかに回るエンジンをさらに回すのが楽しいですし。ただ、エントリークラスの250ccなのですが、万人向けではなくて少し尖った個性的なバイクなのだと感じました。もし、友人が初めてバイクを買うときに相談されたら、勧めることはないと思います。2台目ならありかなぁ。

■YZF-R25に戻って感じたこと

・ハンドルが高い
・ハンドルの幅が狭い
・ハンドルのタレ角が少ない
・上体が起きているように感じる
・RC甲子園のバックステップなのに位置が随分と前に感じる
・タンクが細い
・液晶パネルが小さい
・トルクがある、低回転でも余裕で走れる

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