Moto2エンジンが750ccに

Moto2のエンジンが、2019年から変わります。

今はホンダCBR600RRですが、トライアンフの750cc 160馬力が採用になるようです。motogp.comのレース記録によると、250ccクラスは1949〜2009年までの61年間も開催されていました。そして、それに代わって始まった600ccクラス(Moto2)は、2010〜2018年のたった9年で終わることになります。

[ Auto Sport Web の記事はこちらです ]

 

2016年のMotoGPクラスでは、タイヤメーカーがブリジストンからミシュランに、独自ECUから共通ECUに変更されました。それによって、優勝ライダーが9人にもなるという波乱の展開がおこり、観客としては面白い年でした。

2019年のMoto2は、エンジンメーカーがホンダからトライアンフになり、排気量が600ccから750ccになります。ただ、それ以上に影響が大きいのは、気筒数だと思います。4気筒から3気筒になることで、トルクの出方が変わるだろうし、高回転域での伸びも変わります。バイクの乗り方を変える必要があると思うので、ライダーの適応力が問われることになるような気がします。ただ、チームやライダーは、新しいレギュレーションに対処するために大変な労力を費やすことになるでしょうね。

気になるのはエンジンの価格です。CBR600RRのエンジンよりも安くなるんですよね、多分。安くなればチームの負担が減るので、参戦の壁が下がって、チーム数を確保できるでしょう。また、安くならないのならば、わざわざ変更する必要もないと思いますし。

最近のMotoGPのレギュレーション変更は、参戦コストの低減を狙っていると言われているので、Moto2も同じ方向なんだろうな〜と想像してます。

 

全日本ロードレースがどうなるのか、心配になってきました。J-GP2(600cc)とMoto2(750cc)が全く異なるバイクになるので、日本チャンピオンが世界に出て行くのが、今以上に難しくなるように感じます。

かといって、Moto2の600ccエンジンがたった9年で終わったように、今度の750ccエンジンも数年で終わる可能性もあります。MotoGPの変化にそのまま追従するのは、コスト面からも難しいでしょうね。

個人的な趣向としては4気筒600ccの甲高い音が好きなので、3気筒の音に馴染めるのか、そこがちょっと気になってます。

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