千葉県千葉市の稲毛自動車教習所で「2015 チーバイク大試乗会」が開催されました。

良い機会なので、YAMAHA YZF-R25、KAWASAKI Ninja250 に試乗してきました。

会場：稲毛自動車教習所 ( 千葉県千葉市稲毛区稲毛町5－31－1 )
日時：2015年9月22日 09:30〜15:00
入場：無料
試乗：保険掛金500円が必要、試乗する車両の免許も必要。

稲毛自動車教習所の建物。申し込みと保険掛金500円の支払いは、この中でした。

500円の傷害保険掛け金支払いの証拠として、紙のバンドを手に巻いてくれました。

試乗待ちの方々。どの列がどのメーカーなのか、ちょっと分かり辛かったです。

教習所全景。左手のテントが物販、その奥に試乗会の列があります。

そして、試乗した感想などを。

教習所内で、先導車付きで、エンジンは3,000rpmも回していない、速度も時速30kmちょいしか出ていない状態です。果たして、このシチュエーションの感想が何に役立つのか分かりませんが、せっかく体験してきたので、記録の意味も込め、書いていきます。

まず、最初に書きたいこと。R25、Ninja250は、どちらも気持ちが前のめりになるバイクではありませんでした。何しろ、乗車姿勢が「オフ車かっ！」と思うくらい、上半身が立ちます。前傾ではないんです。ハンドルがとても近いです。停車状態で跨ってみたときには意識しませんでしたが、走ってみて分かりました。

■YZF-R25

やっぱり、4スト車はバックトルクが大きいです。アクセルワークに非常に敏感に反応してきます。特にアクセルを戻した時の、2ストとは全く違う反応には戸惑いました。

それから、ステップに足指の付け根を乗せてカカトホールドすると、ステッププレートの長さが足りません。カカトがプレートではなく、フレームに当たります。

で、そのステップですが、位置が前過ぎです。もし乗るなら、バックステップ必須ですね。

ブレーキは指一本で十分でした。やはり30年の差というか、RZよりきちんと効きます。速度域が上がってきたら、ググッと握る必要はあるのでしょうが、低速なら指一本で十分ですね。

排気音は、ネットで聞くよりずっと良かったです。低音域がしっかりと出ていて、アクセルを開けると気持ちの良い音がしました。

そして、とてもヒラヒラ感のある軽さ。この感じはRZから乗り換えても違和感は無いかも。

■ninja250

おぉ、タンクが太い。R25はRZとの差があまり感じられませんでしたが、Ninja250は明らかにタンクが太いです。モモでホールドするのには良いかも。

やっぱり、Ninja250もカカトホールドでステッププレートの長さが足りませんでした。

そして、並列2気筒エンジンなのに、エンジンの性格は単気筒に近いです。以前、SRX250に乗っていましたが、それに近い感じです。そして、排気音はおとなしめで、やっぱり単気筒っぽい、少し安い音(カワサキさんごめんなさい)でした。

ただ、低回転でのエンジン挙動はR25より滑らかに感じました。しっとりというか、落ち着いているというか、R25より安定志向な作りになっている気がします。

 

どちらか買うか？ と問われたら、たぶん買いません。どちらの車両も気持ちが「前のめり」にならないんですよ。1980〜1990年代の空気が全く感じられないんです。今の時代、前のめりに乗りたい人は少ないんでしょうね。スペック競争も、メーカーが自分の首を絞めることになりますし。そして、前のめりに乗りたい人に対しては、メーカーさんは600ccクラスに誘導しているように感じます。

あ〜、やっぱり、しばらくはRZのままでいいかも。それをベースにして時々、レンタルして違うバイクに乗る。そういうスタイルをしばらく続けることになりそうです。